お盆休みの漫画

お盆休みの間気になっていた漫画を読んだ。チ。という漫画だ。この漫画の登場人物は、何というか心に響くセリフを言うのだが、その中でも私の心に刺さったセリフがあったので、その事について少し考えてみようと思う。

地動説の研究を行い、拷問から釈放された研究者のセリフなのだが、「怖くない人生などその本質を欠いている」というセリフだ。神が作ったこの世界はきっと何より美しい。彼の根底にはこの思いがあり、命がけで研究を行っている。そんな人生怖くないのか、との問いに彼はこう答えた。怖いと。しかし、怖くない人生などその本質を欠いている…と。

なんだろう、このセリフの前では自分がいかに怖さから逃れ、貧弱な思想で生きているのかを痛感させられてしまう。そして自分はそのようには生きられないことを実感する。

ひとつのセリフに心を揺さぶられ、自分のあり方を問われる…そんな漫画でした。

 

おしまい