花を貰った話

早いもので師走も半ばとなり、この一年を振り返ることも多くなるのではないでしょうか。

朝晩もめっきり寒くなり、私の住むところでは氷点下になることもあります。

 

そんな師走のある日、仕事が終わりアパートで一服していたところ、普段職場でお世話になっているおじさんから連絡がありました。

「なんだろう?」と思い電話に出ると、どうやらおじさんが私のアパートの近くに来ているから会わないかという内容でした。

 

そのおじさんは元々庭師の人で、山へ行けば草木や花の事などを教えてくれるなかなか趣味なおじさんです。

門松やしめ縄も自分で作っており、以前頂いたこともあります。

そんなおじさんの楽しみというのが、花屋さんへ遊びに行き、もう商品にならないような花や観葉植物を貰ってくることなんですが、自分の家に持って帰るという事はなく、誰かにあげるのが趣味なのです。

 

まあここまではいいのですが、ひとつ問題があります。その持って帰る量が尋常ではないのです。

一度花屋さんに遊びに行けば、2トンダンプ一杯に貰ってくるものですから、そりゃ奥さん怒るよと。

 

私のアパートに遊びにきたのも、もう私も覚悟をしていたんですが、軽トラの荷台一杯に花を積んでおじさんが現れた訳ですよ。

でも断れないし、ちょっと嬉しかったのもあって。

そんな訳で軽トラ一杯の花に囲まれて生活をしています。


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2トンじゃなくてよかった。

 

おしまい