ミスとは
仕事が忙しい。それもあって仕事でミスをした。
そのミスというのは取引先の担当者のアドレスを間違って登録してしまい、工事写真が送られていなかったというものだ。
ちょっとしたミスだ。担当者から連絡があり、私のミスですと正直に述べた。
担当者は私がミスを認めると、明らかに落胆したかのような声になった。正直その態度はどうなんだろうと思った。
アドレスを確認し、電話で対話しながらまたメールを送る。今度はうまくいった。そしてまた謝る。
まあ、そんなものかもしれないが、ミスを認めると嫌な思いをしなくてはいけないのはどうかと思う。
ミスはあるだろう。それを認めて謝って。
普通だろ。落胆すんなよ。
オフィスに戻ってきた上司に件について聞かれたので、まあ正直に話したら半ば小馬鹿にした様子で。
ミスを認めると自分が損をするこのくそったれな感じ。誰もミスを認めてきちんと対応したことを評価しない。ミスをした、それだけで落第点が付けられる。
ミスを認めない、隠す、他のせいにする。
何となくだけどこの小さな積み重ねが重大な事故や怪我に繋がるんだろうな。
それまで隠し通せるかな。どこまで逃げる?
その先にあるのはどこにも安心などない世界だ。
まあ何が言いたいかというと、ちゃんとやった私を労って欲しいっていうだけなんですけどね。
おしまい