行けない日
今日は朝起きて、どうにも辛くて仕事に行けなかった。こういう「行けない日」というのがたまにあって、情けなくなる。
こんな日は家にいても居心地がわるく、仕事を休んだことへの罪悪感で余計、気持ちが沈む。
何でこうなんだろうと、答えのでない問いが頭のなかをグルグルとめぐり、やがてそれも面倒になって寝てしまう。
目が覚めるとまだ昼頃で、「あと半日もあるのか」と、今日一日がひどく長く感じる。
もう30半ばの男がこうでは、情けない以外に感情がわかない。
「仕方がない」と諦めればいいものを、変に高い自尊心がこの現実を受け入れられないでいる。
生きるのってこうも辛いものなのだろうか。昔はもっと楽しかった気がする。楽しかった気がするだけで、それも幻だったのか。どちらにせよ、生きるのをもっと楽しめたらいいのに。そんなことを考える午後3時なのであった。
おしまい