雑記 #2

私の家は家業で土木業を営んでいる。子供の頃から自分の将来について考えたとき、「家でだけは働きたくない」と思っていた。
小学校やそこらの年齢の子供であったが、その事だけはハッキリと考えていた。家でだけは働きたくない、と。

なぜだろうか考えると、~の息子。という子供の頃からそういった目で見られるのが心底嫌だった。
家族の仲も悪かったし、こんな家とっとと出てやろうとクソ生意気にも思っていた。
大学へ行き、私は統合失調症になった。大学には自律神経失調症のため、と言い半年間の休学届けを出した。

病院で一月入院した後、実家で家業の手伝いをすることになった。当然、仕事なんて出来るわけもなく、おっさんや親父の言うことをただやる毎日だった。何も考えてなかった、というか考えられなかった。心はいつも大学への復学だった。辛かった。

半年間の実家での手伝いは何も心に残らなかった。いま自分がこうしていられるのは実家で働いているからだ、それはその通りだ。
ただ私がこの跡をとるかと言われたら、多分とらないだろうという事はハッキリしている。甘いかもしれないが、文章を書く仕事に就きたいと思っている。

自分のかいた記事だったり、そういったものが読んでくれた人の一人でも、「楽しい」と感じてくれるなら、こんな幸せなことはない。この事はハッキリ分かんだね。

おしまい