本を読む#1 蜜蜂と遠雷
もともと本を読むのは嫌いではないので、時間つぶしに本を読むというのはなかなかいいものだというお話です。
今回は恩田陸著、「蜜蜂と遠雷」がとても気に入ったので紹介したいと思います。
舞台は日本の国際ピアノコンクールです。音楽を愛する登場人物が色彩豊かに描かれています。
このコンクールを通して、出場するピアニストはもちろん、審査員までもが魅力的に変化を遂げていくのがたまらなく美しいです。
なかでもかつて天才と言われ、将来を期待されていた女性ピアニストの演奏と変化がとても美しく、惚れてしまいました。
ここで演奏とありますが、読んでいるうちに感極まってしまうほど、読者に音を届ける著者の感性には驚きと心地よさがあります。
さて、話を戻しますと、この女性ピアニストと紹介させていただいた彼女は、コンクールを通してさまざまな出会いと葛藤を昇華させていきます。かつては天才と称されていた彼女ですが、ある別れをきっかけに音楽の第一線から退いてしまいます。コンクールに出場するのも、友達に強く言われ、半ば強制的に出場することになってしまいました。音楽家ではなく、まだまだ普通の女の子だったんですね。
そんな彼女が、ピアノを通して自分と向き合います。彼女が愛するピアノ。彼女と同じようにピアノを愛する人々。そんな人々の演奏が、彼女を音楽と真剣に向き合うきっかけを与えてくれます。彼女を頼り無げな女の子から、一人の音楽家へと進化させるのです。
ここで紹介できるのは彼女だけですが、彼女の成長は読んでいて自然と熱いものが込み上げてくるので、喫茶店とかで読んでると泣いてるのバレます。ご注意を。
ではまた
今日の現場#1
私が責任者の現場が三つありまして、ここのところてんてこ舞いでした。
現場は全て山での作業となり、体力的にも大変です。
今日はそんな中で、ひとつの現場が完了したことについて書こうと思います。
今日の現場は石川県との県境になります。朝早くに現場に向かい、帰りは暗くなって心もとないです。
作業は線下伐採です。刈払い機で柴を刈って、それからチェーンソーで木を伐採します。
作業自体は慣れたもので、問題ありません。ですが慣れているとはいえきついです。
たまに遊びながらやるのも一興と、みんなで栗を拾ったり、アケビを採ったり。
アケビは今がちょうど熟れて食べ頃です。こんな事でもないと食べる機会がありませんから。
アケビを食べたことのある人なら分かると思いますが、めちゃくちゃ種が多いです。食べるのにはコツがいて、ちゃんと食べれるようになるには三年かかるとか。
嘘です。
栗は山栗なので実は小さいですが、塩ゆでして食べれば、なめらかな舌触りと香を楽しめます。実をこして栗餡にしたら美味しいだろうなあ。
とまあ、仕事がきつい分、適度に休憩して遊びながらやるのも事故や怪我の防止にも繋がるんですよ。
これは本当です。
さて、ひとつ現場が終わってほっとしました。
また明日からがんばります。
おしまい
イチゴ日記
今日は前からかやろう、やろうと思っていたイチゴの苗を植え替える作業を行います。
夏ももう終わり。イチゴからは一番、二番とランナーから子供の苗が伸びています。
親株は葉が生い茂り、こちらもすいてやる必要があります。
今回は助っ人もいることですし、心強いです。
着工前
ランナーから伸びた苗が無造作に生い茂っており、植え替える必要があります。
とりあえず、となりを耕しました。一平米くらいですね。
耕した土に腐葉土を混ぜてやります。これを混ぜると畑がふかふかの土になります。良いか悪いかは分かりませんが、たぶん良いでしょう。
助っ人登場です。肥料をまいてもらいます。
苗床の完成です。こちらに苗を植え替えます。なるべく大きく、元気な苗を選び、それ以外は間引いてやります。
こんな感じで植え替えていきます。
植え替えの様子1
植え替えの様子2
前の畑と合わせて、苗を4:4に植え替えました。
完成です。助っ人ありがとうね。
仙台旅行
お盆休みが一週間もあったので、どこか旅行に行きたいなあと考えていたら、ちょうど仙台で自分が好きな漫画のイベントがあることを知り、旅行の口実としては十分だった。
東北は私が学生の頃お世話になった土地でもあり、震災後には仕事でも行くことになった場所で、不思議な縁がある。
ただ今回は仙台におじゃまするわけで、そうなると知らないことの方が多い。
福井ー仙台は車で行くことにした。面倒かもしれないが、ただ旅行に行くだけではつまらないから、少しくらい大変な方がいい。
旅行とは体験することに意味があると私は考えているので、車での旅行は初めてだし、ちょうどよかった。
宿をとってさあ出発。二泊三日の仙台旅行だ。
移動は北陸道から磐越道、東北道を経て仙台に到着した。福井ー仙台間は約700km。思った以上に疲れた。仙台駅近くの宿に車を停め、夜の仙台の街を散策する。
これが今回の旅行の目玉であるジョジョ展のポスターだ。ジョジョフェスと言って、仙台の街全体でイベントがある。とても楽しみだ。
腹が減ったので、仙台名物の牛タンをいただく。
牛タンをステーキで食べるのは初めてだった。とても食べごたえがあり、何よりビールがうまかった。
帰りにコンビニで缶ビールを買い、部屋でも一杯やって、その日はそのまま寝た。
明くる日は今回の旅行の柱であるジョジョ展に行った。車で仙台の街を走ったが、とても美しい街だと思った。杜の都とよばれる仙台の街は洗練されている印象を受けた。
ジョジョ展が行われているせんだいメディアーク。欅並木の緑が美しい通りにある。ビルも近代的で美しく、中には図書館などもあり、市民に愛されている。
ジョジョ展の様子1
ジョジョ展の様子2
ジョジョ展は色彩豊かな美しい原画が見られ、ジョジョを知らない人でも十分楽しめる内容だった。知っている私はとても楽しかったわけだが。
ジョジョ展を見終わり二日目の宿へと向かった。仙台駅の近くなので、そこに車を停めて駅周辺を散策した。
私はお土産は買わない派なのだが、今回は頼まれていたこともあり、牛タンを買った。
さあ晩飯の時間だ。今日は寿司を食べると決めていたから、駅近くの寿司屋で地元のネタをいただいた。ホヤというものを初めて食べたのだが、酢味噌で和えられたホヤは酒の肴にぴったりだった。お造りとトロ、ビールを一杯いただいた。寿司は気仙沼で食べた方が美味かったなあ等と思ったが、十分楽しめる内容だった。
お造り
トロ
デザートにずんだシェイクのリクエストがあったので、いただくことにした。
ずんだとは枝豆のことで、ずんだシェイクは思った以上にずんだだった。美味しいけど、私には少し甘かった。
仙台の旅行で感じたことは、市民の地元への愛がすごいと言うことだ。杜の都仙台。美しく洗練された街であるが、その愛はやはり先の震災が大きく影響しているのだろう。
旅行中、あまり震災の傷は感じなかったのだが、見えないよう隠していたのかなあ等と思うと切ない。
とまあ、仙台旅行についてはこれでおしまい。ありがとう仙台。
愛車日記#3
三連休最後の日。海の日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか?私はというと、特にすることもなく、三連休を終えそうです。
休みの日、特に連休などになると、普段の生活リズムが崩れがちで、意味もなく早い時間に目が覚めたりするものです。私が今朝はそうでした。雨が降っていて、どうしようか迷ったんですが、せっかくの休みなんだし…という事で、愛車で峠行きます。
わたしの愛車はHONDAのS2000という車です。オープン2シーターの楽しい車です。
なかなかかっこいいでしょ?
S2000という車は、乗っていて運転するのがとても楽しいです。6速MTに特別なエンジンが積んであります。普段の街乗りでその性能を発揮することはありません。シフトチェンジとピーキーなエンジン。乗り心地悪いし…。
それじゃあS2000が可哀想です。たまにはその能力を出せる機会を与えてやるのがオーナーの役目ではないでしょうか?
という訳で、峠行きます。
普段は2~3000しか回さないエンジンを 、6~7000まで回します。倍です。当然、スピードも乗り方も違います。峠に行くのは今に始まった事ではありません。ただ、S2000の乗り方というのが難しくて、いつも「何かが違う」という後味が残ります。
今日はその後味の悪さを払拭すべく挑みます。
まずヒルクライム。6速ではピーキーです。5速に入れますが、6000まで回せません。4速…ガツンと6000まで回ります。VTECが発動するとさらに加速します。緩いコーナーではアクセルワークと軽めのブレーキで、軽快に曲がってくれます。急なコーナーではブレーキで3速に落としてやります。立ち上がりの獰猛な加速は、ドライバーの集中力を高めます。
S2000のエンジンですが、6000を越えた辺りでさらに加速をする、というかなり扱いにくい代物です。峠のリズムに合わせたギアとアクセルを選ぶのが重要なんですね。
コーナーもアクセルワークだけでいいのか、ブレーキが必要なのか、さらにシフトダウンが必要なのか。
こればかりは経験を積むしかありません。しかしながら、今日の峠で少し勉強させてもらいました。
かわいい愛車で峠を走る。なかなか素敵な三連休最後の朝でした。
超山
普段山仕事に慣れている私でも今回の現場は御免ですね。
現場自体は大した事ないんですが、とにかく遠い。車で山道をひたすら走り、ダムを越えてやっと現場です。
今日は合同パトロールという催し物で行ったわけで、私がそこで仕事をするわけではないのですが、当たった業者さんは気の毒ですね。
パトロールはいつも通りな感じで終わりました。このまま会社へ戻るのもなんなので、現場近くを散策することにしました。
何せ滅多に来ないですからね。
近くにキャンプ場があるらしいので、とりあえずそこに行ってみます。
ちょっと分かりにくいですね。
なかはこんな感じです。平日なので誰もいませんが、夏休みや学校の行事で利用されるらしいです。
そう言えば私も遠い昔に来たような…。うーん、朧気ですね。
ビール冷えてます。💯
キャンプ場はこんな感じです。誰もいないと寂しいもんですね。
帰りますか。
ダムまで戻ると一際目を引く像があります。
金色のお姫様です。
アップにも耐えられる美しさです。怒られますね。
この像は「まなひめ」というお姫様で、何でも干ばつに苦しむ村のため、自ら龍神の生け贄になり身を投じたとか。
かなり雑な説明で恐縮ですが、美しさとは裏腹になかなかクレイジーなお姫様です。
とまあ今日はこんな感じです。
おしまい
ビックリした
朝一の打ち合わせが終わり、現場へ向かい、写真を撮り終え、さあ戻ろうと歩いていると、法面の上でガサガサと音がしました。
「なんだろう?」と思う間もなく、上からコロコロと黒い小さいのが転がってきました。
熊の赤ちゃん…。
ビックリしました。まだ産まれて間もない感じです。
「ママ」が側にいるはずです。私一人でしたから、こいつはマズイです…。
とりあえず写真を撮ります。あんまり近寄るといつ「ママ」の逆鱗に触れるか分かりませんから、遠目でパチリ。
早足で現場を後にします。子熊は「キュイキュイ」と「ママ」を呼んでいます。
無事下山。いやあ、ビックリしました。